西奈良中央病院

血液浄化センター

(人工透析)

県下有数の規模を誇る全80基の人工透析装置を配置し、
万全の受け入れ体制を整えています。

当院は日本透析医学会認定施設です。

当院の血液浄化センターは、県下有数の規模を誇る全80基の人工透析装置を配置し、
万全の受け入れ体制を整えています。
また、年々増加する高齢の患者さまに配慮した透析看護を目指し、
各科の専門医および各疾患における県内外の専門総合病院と連携をとりながら治療にあたっています。
そのため、他の診療科にかかりたい時にも安心して、スムーズに受診して頂くことが可能です。

ご利用時間について

当センターでは日中の透析はもちろん、患者さまの社会復帰を目的とした夜間透析(週3回 月・水・金)も実施しています。お仕事の都合に合わせてご来院いただけるように、14:00~17:30までと受付時間に幅を設けています。また、オーバーナイト透析も実施しています。

透析時間を長くすることで体への負担が少なく、十分な毒素の除去が可能となり、血圧の安定化や貧血の改善など多くの効果が期待できます。 詳しくお話を聞きたい方は、当センターまでご連絡ください。

Facillity

柔らかな光がさす和風建築と、安心のバリアフリー対応

柱がなく解放的かつ、あたたかみのある和みの空間。

柱がなく解放的かつ、あたたかみのある和みの空間。

血液浄化センター内は、柱をなくし、圧迫感のない、広い空間を提供しています。特殊工法で地震にも強く、スタッフが何処からでも透析モニターを見ることが出来るレイアウトは、患者さまが安心して透析治療に臨める環境です。

一方、窓には直射日光を防ぐためのカーテンはなく、和風障子を設置しています。柔らかな透過光と間接照明が相まって、明るくて落ち着いた雰囲気となり、気持ちの和む血液浄化センターとなっています。他の病院とは雰囲気の異なるセンター内装は、いつも来ていただいている患者さまだけでなく、これからの通院を検討されている方からも好評です。

また、高齢の患者さまや四肢に障害を持つ患者さまが困ることのないよう、ケガ防止、身体への負担軽減に配慮し、血液浄化センター入口は自動ドアを採用し、更衣室やトイレをはじめ、血液浄化センター全体から段差をなくしたバリアフリーとしました。
ベッドも通常のベッドよりも幅が広く、ゆったりとできるサイズで治療を受けていただけます。

About Transfer

通院が困難な患者さまを支えるため、送迎サービスを実施しています。

通院が困難な患者さまを支えるため、送迎サービスを実施しています。

無料送迎バスの運行も実施しておりますので、ご希望・ご検討中の方は 看護スタッフまで、ご相談下さい。

身体状況や地域により送迎できない場合もございます。

Feature

患者さまに至適な透析の実現を目指します

当院では血液透析(HD)と血液透析濾過(HDF)が行えます。
血液透析濾過に関してはオンラインHDFと間歇補液療法(I-HDF)の実施が可能です。

2021年7月最新の透析装置を導入

当院では最新鋭の透析装置の導入に伴い、80%以上の患者さまにHDF療法を施行しています。
HDFにもI-HDFにもそれぞれのメリットはありますが、原則として、大きな分子量の異物を除去すると、その分大切な栄養素も抜けやすくなります。
そのため、個々の患者さまの体調や併存疾患なども十分に考慮・検討し、それぞれに至適な透析治療を適宜提供いたします。

オンラインHDFのメリット

透析では取りきれない大きな分子量の尿毒素を除去できるため、

  • 透析アミロイド症(透析治療の合併症の一つ)の発症を遅らせる
  • 尿毒症性物質を除去し、身体への負担が軽減
  • 足のムズムズをはじめイライラ感の症状軽減
  • 生命予後の改善 など

間歇補液療法(I-HDF)のメリット

血液透析と血液透析濾過を短いスパンで交互に行い、少量の補充液を短時間ごとに繰り返し注入することによって、

  • 末梢の血液循環の改善
  • 透析中の血圧保持予防(低血圧の防止)
  • 不眠・イライラ感の改善
  • 血液中の老廃物除去などの物質交換促進 など

常駐スタッフによるシャントの超音波検査の実施

透析をするために必要な「バスキュラーアクセス(通称:シャント)」。 血液の循環効率が落ちていないか、血栓などによる閉塞のリスクが高くないかなどチェックするために、当院ではシャントエコーを定期的に行っています。血液浄化センターのベッドサイドで検査をするので、検査のために施設内を移動をする必要がありません。普段からセンターに常駐しているシャントに精通したスタッフが検査を行いますので、安心です。

センター内で皮膚灌流圧(SPP)検査が可能

透析をしている患者さまは動脈硬化になったり、下肢の血行が悪いという人が少なくありません。そのため当院では、皮膚灌流圧(SPP)という下肢の血流検査を血液浄化センターのベッドサイドにて行っています。月に最低1回以上のフットチェックや、定期的なSPP検査の結果に基づいて連携専門施設への紹介などを行い、重症下肢虚血の早期発見・早期治療に努めています。

Team Medical

80床のフロアで患者さんに適切で快適な透析医療を提供すべく、
各専門家の総力を結集して行うチーム医療を実施しています。

80床のフロアでも患者さんの適切で快適な透析医療を提供すべく、各専門家の総力を結集して行うチーム医療を実施しています。

また、病院内だけの連携ではなく、適宜適切な医療機関との連携も行っております。
条件や病状に応じて迅速に適切な病院をご紹介することが可能です。

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