放射線科
検査に関しては、すべて診察後 ( 医師の指示が必要 ) のご予約になります 。
医療機器
当院の放射線科におけるCT、MRI、一般X線、超音波、透視、骨密度検査は、 8名の診療放射線技師が施行しております。特に超音波検査においては、日本超音波医学会の超音波認定士の資格を有する技師6名のみが検査を施行しております。超音波の認定士を有する診療放射線技師が一施設にこれだけ存在する施設は、県下では他に例を見ません。
50年近くにわたり先輩技師から受け継がれた伝統ある西奈良中央病院の診療 放射線技師が各検査を担当させて頂きます。これからも、日々自己研鑽を積んで、 質の高い検査を提供することで、地域の皆様の信頼と安心にお応えしていきます。
一般X線撮影・CT・MRI撮影 ( 24時間撮影体制 )
土・日・祝祭日の撮影も行なっております。
- 平成18年 3月 乳房専用X線撮影装置(マンモグラフィ)導入
- 平成18年 10月 体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)導入
- 平成21年 4月 PACS (医用画像ファイリングシステム)導入
- 平成24年 9月 3テスラーMRI装置(シーメンス社製)導入
128スライスCT装置(TOSHIBA社製)導入
FPD式透視X線装置(島津製作所社製)導入
FPD式一般X線撮影装置(FUJI FILM社製)導入 - 平成27年 12月 画像診断管理加算1を算定開始
常に迅速な対応を心がけておりますので、どうぞお気軽にご利用下さい。
各種検査の依頼&お問い合わせ窓口は、放射線科になります。
MRI検査について
MRI検査は、磁気共鳴コンピューター断層撮影のことで、強力な磁力を使用して、人体の水素原子からの信号を画像化しています。MR検査は人体の対軸方向の輪切りだけでなく、縦切りや横切り、斜め切りなど、どんな方向の断層面でも撮影できるのが特徴です。シーメンス社製のMAGNETOM Skyraという装置を導入致しました。この装置の磁場強度は3Tであり、1.5TのMRIよりも画質が向上し、高精細な画像を撮影することができます。この装置の開口径は70cmと広く現在の装置より10cmも大きくなっており、体格の大きい方や現在の装置では撮影できなかった体勢でも無理なく検査を行うことができます。
CT検査
CTとはコンピューター断層撮影のことです。CT検査ではエックス線を使用し人体の体軸方向輪切りの断層面写真を撮っていきます。また、胸部写真においても、一般X線正面像では頭足方向の高さを確認することができ、CTの輪切り画像では前後方向の深さを確認することができます。一般X線の正面像だけでは前後方向が重なって、描出されにくい病変もあり、前後方向の深さを確認できるCTの輪切り画像が、それを補っています。TOSHIBA社製のAquilionCXLという装置を導入致しました。この装置では一度に128スライスを撮影することができ高速かつ精細な撮影を可能とします。これまでのCTよりさらに精密な情報が得られ、心臓(冠動脈)・頭部・胸部・腹部の全ての臓器疾患の検査に有効です。また、コンピュータ3次元(3D)処理により立体的画像が得られることから、微細な血管や病変構造の観察が詳細に行えます。また従来の装置より寝台の幅が大きくなり、高さも30cmまで下がるため、患者様の乗り降りが楽になります。
超高速撮影により1回の息止めで検査が終了し、放射線被曝も大幅に減少できます。
撮影時間が大幅に短縮され、高画質な精密検査が可能です。
特徴
- 撮影時間(息止め)は約5~8秒です。
- 造影剤は、心臓カテーテル検査の半分(約50cc)です。
- 広範囲な映像撮影により、心臓と血管の同時評価が可能です。
- 検査入院の必要がなく、患者さまの経済的負担も軽くなりました。
- 心臓治療された患者さまの経過観察がしやすくなりました。
検査方法の特徴
- 検査中の出血の危険性:なし
- 検査時間:10分
- 当院の検査:外来
対象となる患者さま
- 狭心症、心筋梗塞
- 喫煙されている方
- 高指血管、高血圧、糖尿病などの疾患の方
- ストレスが多い方
- 身内に、狭心症や心筋梗塞のおられる方
マンモグラフィ検査
今、日本女性の25人に1人が乳がんにかかると言われています。亡くなる人は年々増加し、今では1年間に約1万人。ここ30年の乳がんの急激な増加は、食生活やライフスタイルの変化がエストロゲン(女性ホルモン)の分泌に影響しているためとみられています。
乳がんは女性の壮年層(30~64歳)のがん死亡原因のトップとなっているにも かかわらず、無関心な人が多いのも現状です。
「乳がんはまだ私には関係ない」と思っていませんか?乳がんにかかる人は30代から40代にかけて急増します。ピークは40代後半。 「閉経後は大丈夫」「50歳過ぎたら乳がんにならない」 ということもありません。また、若いからといって油断はできません。乳がんは何歳でもかかる可能性があります。家族や親戚に乳がんがいない、出産・授乳経験があるから大丈夫ということも言えません。乳がんにならないと言える人は一人もいないのです。
残念ながら、現在乳がんの予防法はありません。
しかし早期発見であれば 約90%の人が治癒します。決して怖い病気ではありません。
早期発見のために、セルフチェックや検診が大切なのです。
2006年12月に「マンモグラフィ検診施設」に認定されました!
乳房X線写真撮影の実施機関は日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たした装置を有することが定められています。
そこで、特定非営利活動法人日本乳がん検診精度管理中央機構の事業として、厳しい評価基準のもと、継続的に画像・線量評価および良い画質を得るためのマンモグラフィ施設・画像・線量評価を行うこととなりました。
左記の条件すべてを満たしている施設を、マンモグラフィ検診施設として認定する制度です。
認定条件
- 基準を満たしている、マンモグラフィの撮影装置があること。
- 実際に撮影したマンモグラフィ画像が診断価値の高い画像であること。
- 撮影に要したX線の線量の評価が合格基準であること。
マンモグラフィ検査を受けようとする方はぜひ、参考にされてみてはいかがでしょうか?
骨密度測定検査について
骨密度測定検査は骨粗しょう症を疑う場合など、骨の密度を調べるために、微量のエックス線を当てることにより測定するものです。 近年、食生活の影響で若年層でも骨密度が低下している傾向にあります。
一般X線検査
FUJI FILM社製のCALNEO‐Cという装置を導入致しました。また新病院では、従来のCR式一般X線撮影装置と合わせ、一般X線撮影室は2室に増設されますので、患者様の待ち時間の負担が少なくなります。
主に全身骨や肺野、軟部組織など、エックス線を使用して撮影を行う検査です。人体にエックス線を与えることのできる資格を持つものは、医師と診療放射線技師だけです。ご存じでしたか?
胃透視検査
島津製作所社製のSonial Vision Safire 17という装置を導入致しました。この装置ではトモシンセシス(デジタルマルチスライス断層)やスロットラジオグラフィ(長尺撮影)といった従来の装置ではできなかった検査を行うことができます。
胃透視検査は経口造影剤バリウムと言う写真に写る特殊な薬を飲んで、食道や胃、十二指腸の壁にまんべんなく薬をを付着させ、いろんな角度から透視撮影して、形態的変化を観る検査です。
大腸透視検査
大腸透視検査は造影剤バリウムを肛門から逆行性に注入して、大腸の壁にまんべんなく薬を付着させ、それを透視撮影して形態的変化を観る検査です。
この他に、透視検査では血管や胆管、膵管、尿管など、体内の細い管腔中に造影剤を流通させ、その形態を透視撮影することもできます。
超音波検査
人間ドックなど腹部超音波検査では肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓の5臓器を検索しています。 お腹にゼリーをぬり、探触子をお腹のうえで滑らせるだけの、超音波検査は尿、血液検査に次いで行われる簡易的な検査です。 肝臓と腎臓のコントラスト差により肝臓の脂肪沈着度合いなど、画像がモニターに映し出され、リアルタイムにその様子が観察出来ることが超音波検査の優れた特徴です。
※ 各種検査を行なう前の診察となります。
各種書類について
下記の書類をダウンロードできます。
上記の書類をダウンロードするには、Adobe Readerが必要です。
他の医療機関からの検査依頼について
検査依頼は、各医療機関を通じてご予約を行なって下さい。
また、検査当日には保険証と医師の依頼書が必要となりますので、必ずご持参下さい。
なお、患者さま個人からの電話でのご予約はお受けしておりませんので、ご了承下さい。
検査実施時間
- 緊急検査 24時間対応
- 予約検査 9:00~17:00まで
(平日/土曜日/日曜日/祝・祭日)
検査予約受付時間
- 毎日 8:00~20:00まで
お問い合わせ先
- 社会医療法人 松本快生会 西奈良中央病院
- 放射線室 TEL : 0742-43-3333
内線 : 118 ・ 348
当院での検査に関しては、すべて医師の指示が必要となります。
まずは当院の外来またはお近くの診療所・クリニックで診察を受けて頂き、その後医師の指示のもと、ご予約をお取りすることになります。
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